真乃流特報

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三田佳子さんの名演技

  三田佳子さんの名演に感動の涙!
    三越劇場で朗読劇「九十歳。何がめでたい」観劇 
  北陸支部の舞い納め

 久しぶりのブログになりました。いよいよ本格的な厳冬に入りそうですね。
12月の6・7日、石川県金沢市の北陸支部でお稽古の舞い納め。この日は東京同様に暖かい天候でしたが、金沢も急速に厳冬に入ったそうです。舞い納めの後、真乃繪吏家元は支部のお弟子さんたちと楽しい会食、東京ではとても味わえない本場の甲箱カニをおいしくいただいてきたとのことです。

 日時がさかのぼりますが、家元は12月1日(土)に日本橋の三越劇場で三田佳子さんの朗読劇「九十歳。何がめでたい」を拝見してきました。120万部突破という大人気エッセー、佐藤愛子さんの原作から、やはり九十歳を超えて益々お元気な石井ふく子先生の演出による朗読劇で、三田さんを中心に井上順、石野真子、高田翔(ジャニーズJ r.)さんらが出演されていました。

 この日は浅草公会堂で古いお付き合いの大河寛十郎宗家が出演されている舞踊の会に短時間でしたがお邪魔して、その後が浅草教室のお稽古、終えると直ちに日本橋劇場の香月流の舞踊公演のお祝いに駆けつけ、ようやく三越劇場の開演時間に間に合うというハードなスケジュールでした。
 
 三田さんの公演は「朗読劇」となっていますが、手元の台本を読む普通の朗読劇とは一味も二味も違った、全く新しいスタイルの演劇でした。構成、演出の素晴らしさ、尺八の貴公子・藤原道山さんの音色がうまくマッチしていて、井上さんら共演者も良かったのですが、何よりも三田さんの演技が素晴らしく、家元は何度も涙をぬぐうほど感動していました。東京公演はわずか2日間で、そのあと地方ツアーが組まれていたようですが、もし再演されるようだったら、またぜひ見たいと家元が話していました。
 
 終演後、この日が千秋楽とあって楽屋は三田さんを訪ねるお客様、ファンで大混雑していましたが、三田佳子さんには昨年夏の「真乃流40年記念公演」にさいしてロビーにお祝いの胡蝶蘭で花を添えて頂いたこともあり、家元も三田さんの楽屋でお目にかかり、公演大成功のお祝いの言葉、感動をお話したいと楽屋訪問したのです。
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 「最近いろいろとご心労続きだったにもかからわず、女優さんとして素晴らしい舞台をつくられ、あらためて心から尊敬の念が沸いてきました。それにしても、久しぶりにお目にかかった三田さんの若々しさに驚いた。私も三田さんを見習って、いつも若々しい踊りをお見せできるように頑張らなければ…という気持ちになりました」と真乃繪吏家元にも大きな刺激になった様子で、舞台姿のままの三田さんとのツーショットを記念に撮らせていただきました。


東京新聞主催「名流祭」好評で閉幕

 好評を頂いた真乃繪吏家元の「女人高野」
   東京新聞主催の第26回「名流祭」(10月21日:浅草公会堂) 

 浅草の秋の風物詩となっている東京新聞主催「名流祭」が10月21日(日)、東京都台東区の浅草公会堂で開かれほぼ満員の盛況裏に閉幕しました。今回の出演流派は首都圏を中心に名古屋、九州宮崎県などの42流派・会派から46人の宗家、家元、分家、二代目、会主が出演する全国的にも屈指の新舞踊の祭典になりましたが、既報のように真乃繪吏家元は田川寿美のヒット曲「女人高野」を披露、客席に深い感銘と大きな拍手をいただけました。少し前の12日(金)の東京新聞朝刊に「注目の出演者」として真乃家元のインタビュー記事が大きく掲載されて話題になっていたこともあって、家元にはプレッシャーだったようでしたが、真乃流のテーマ「踊る人も見る人も ともに心の躍る踊り」として「無心の清涼さ」で踊りぬきました。
 
 少しPRめくようで恐縮ですが、これまで一度も触れてこなかった真乃繪吏家元の作舞・振付の工夫を今回の「女人高野」でご説明させていただくことにいたしました。
 ”女人高野”とは、奈良県宇陀市にある室生寺をさします。同寺は奈良時代に建立され、石段上に見上げる国宝の五重塔、桜や紅葉の美しさでとりわけ女性たちの人気観光地になっています。ご存じとは思いますが、奈良県にあって弘法大師が設立され、皇室から公卿大名まで信仰の篤かった真言宗総本山の高野山は女人禁制で、一方、古刹の室生寺は女人禁制でなかったこともあって女性の深い信仰を集めて「女人高野」と呼ばれるようになったといいます。「女人高野」は室生寺の他にも幾つかありますが、室生寺が一番有名なようです。

 作家・五木寛之さんは初めて室生寺を訪れて、その歴史に興味を抱き、同寺に参拝する女性たちにイメージをふくらませて作詞されたそうです。五木さんは田川さんに「情念を断ち切って自立を決意しつつ室生寺に向かう女性の気持ちを歌に込めるように」と説明されたとか。2002年のリリース時に田川さんは五木さんの名詞を得て”脱演歌調”の決意で歌い、ヒット曲になりました。

 真乃繪吏家元はこうした作詞家、歌手の歌意にそって「江戸時代に京・島原かそのあたりで権勢を誇った一人の遊女が、無常を感じ意を決して育んだ愛も明日もあきらめて室生寺に向かうが、見上げる石段を前にして、愛し合った男性や自身の過去をふり捨てることに煩悩のような迷いを感じている。そんな仏門を目指す女の情念として、私の心の中にドラマを立ち上げてみよう」と振付に臨んだと話しています。
 
 オーケストラ演奏の前奏曲「通りゃんせ 通りやんせ ここはどこの細道じゃ…」が流れる中で幕が開き、舞台袖の花道から、長い旅路に疲労困憊した旅姿の若い遊女が現れ、周囲の山並みの中にようやく室生寺の石段を望見、疲れた脚をさすりながら笠と杖を持って御寺に吸い寄せられたかのように本舞台へ進んでいく。舞台の景色は杉木立と吊り枝の紅葉に彩られ、灯のともった燈篭4基が御寺への道を示している。遊女は遠い京やそこでの思い出を振り返り、そして男への未練をふり捨てるように思いを決して舞台中央へ歩むが、燈篭の先、室生寺の石段を前にしてやはり煩悩が心にもたげ、さまざまに迷い悩みながらも、気持ちをあらたにして石段を目指していく…。

 何度も繰り返して曲を聞き、このように組み上げたストーリーに沿って振付にかかります。ヒロインの心と一体になり切れば、おのずと振りがまとまってきます。お芝居でも役になり切ればどんな演技もその役らしくなると言われますが、踊りの心も同じであろうと家元は考えているのです。振りの所作も大切ですが、家元が一番心にとどめているのは踊りの間(ま)と、緩急の流れです。

 真乃流は創流時から「踊りの間」を流儀の大きな特色にしようと考えていて、いわば真乃流は「間乃流」でもあるのです。他流の御家元さんたちから「真乃繪吏さんのあの独特の間は真似ができない。真乃さんならではですね」とよく言われます。静と動、その流れの切り替えを大切に考えて振り付けますが、ある時は地唄舞の静、また若い頃に学んだジャズダンスやタップダンスのアップテンポの動なのでしょうか。むろん振り付けの基礎は18歳で名取師範を許された古典舞踊の技法が中心になっています。

 今回の「女人高野」の振り付けの中に、お客様は全く気が付かれなかったと思いますが、心の迷い、葛藤の表現の中に、仏に救済を求めるという気持ちで「千手観音のポーズ」をさりげなく振り付けしてあります。
 またご覧いただいたお客様の中にあるいは気づかれた方もいらっしゃったかと思いますが、花道からの出に持って出た杖は旅に使われる定番の踊り杖ではなく、路傍に落ちていた枯れ竹に、高位の遊女の優雅さと季節感を添えようと、小さな紅い紅葉をあしらってみた手作りの杖だったのです。古典舞踊の「吉野山」など道行に使われる舞踊杖では華やかすぎる気がして、このヒロインが持つにはそぐわないとホームセンターで資材を買って新規に作ったものです。

 明治座舞台の大道具さんが素晴らしいセットを組んでいただき、照明、音響さんから衣裳・かつら・化粧のスタッフの篤いサポートで無事に踊り終えました。そうした踊りの一端をファンが撮っていただいた写真でご紹介させていただきます。  



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      終演後、お客様に囲まれる真乃繪吏家元です。舞台の緊張がほぐれていました。
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国分寺市民文化祭・秋季民舞大会開く

国分寺民舞連盟「秋季民舞大会」開かれる
  10月8日、真乃繪吏家元ら5曲を披露
 
 真乃流の地元、第55回「国分寺市民文化祭」の一環として10月8日(月・祝日)にいずみホールで「秋季民舞大会」が開催され、真乃繪吏家元ほか真乃流は5曲で参加、「さすが真乃流さん!」と大きな反響を呼びました。同大会には「歌舞伎ばやし」(真乃吏聡・吏茜・船橋優貴)、「黒田節」(真乃繪吏名・吏聡・吏茜・吏倫・吏菖)、「一茶でがんばれ」(真乃繪吏名・吏邦・吏勢旬・吏勢櫻・吏容)、「春夏秋冬ふられ節」(真乃吏聡・吏茜・吏恵・家元真乃繪吏)の群舞4曲と、「男人情花」(家元真乃繪吏)の合わせて5曲をそれぞれ素踊りで披露しました。
 家元の同大会出演は久しぶりですが「春夏秋冬ふられ節」は出演予定の門下急病のため助っ人出演、新しく振り付けした北島三郎「男人情花」の2曲を踊るという珍しい2曲出演になりました。
 下記に同民舞大会での真乃流の活躍ぶりをご紹介いたしました。

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  「歌舞伎ばやし」を踊る真乃吏茜・船橋優貴・真乃理想(左から)

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  「黒田節」を披露する(左から)真乃吏倫・吏茜・繪吏名・吏聡・吏菖

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  「一茶でがんばれ」の(右から)真乃繪吏名・吏勢櫻・吏容・吏勢旬・吏邦

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  真乃繪吏家元(左端)が助っ人で踊った「春夏秋冬ふられ節」。右へ真乃吏恵・吏茜・吏聡

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  新しく振り付けした「男人情花」を華麗に粋に踊る真乃繪吏家元

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  「お疲れさま、乾杯!」といつもの楽しい打ち上げ風景(右端が真乃繪吏家元)

東京新聞の家元取材

 東京新聞に真乃繪吏家元インタビュー掲載
   10月12日(金)朝刊16面:名流祭特集

 10月21日(日)に浅草公会堂で東京新聞主催「第26回 名流祭」が開かれ、真乃繪吏家元が今回で連続23回目として出演します。同名流祭に先だって、10月12日(金)の東京新聞の名流祭特集(朝刊16面)に真乃繪吏家元のインタビュー記事が大きく掲載されました。名流祭は20日(土)が大正琴大会、21日(日)に新舞踊大会として開催されますが、家元が先日、国分寺市の真乃流本部で記者、カメラマンの取材を受けたインタビュー記事が写真付きで掲載されています。
 真乃繪吏家元は真乃流が目指す踊りとして「古典舞踊の技法を取り入れながら、メリハリのある”間”を大切に、踊る人、みる人ともに心が躍る踊りを新舞踊の持つ現代性で表現すること」と語っています。
 名流祭では田川寿美のヒット曲「女人高野」(五木寛之作詞)を披露しますが、振付に当たって「江戸時代、一人の女性が奈良の室生寺の石段を見上げながら、自身の過去を捨て去ることに迷う情景と情念を表現したい」と抱負を語っています。ブログでご紹介させていただきました。

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創作新舞踊協会「第28回 百華競演 舞踊の会」無事終演

 台風接近の中、創舞協公演が無事に閉幕
    9月30日(日) 於浅草公会堂で

 台風24号が東京に接近、あいにくの雨模様の中で創作新舞踊協会(創舞協)の第28回「百華競演 舞踊の会」が東京都台東区の新舞踊の殿堂・浅草公会堂で開かれました。午後から大雨、夕方から暴風雨の予報(前夜、29日夜の空模様は月に暈がかかっていました=写真参照)とあって、さすがに観客は例年よりかなり少なかったのですが、出演者は各流とも天候を忘れて日ごろの成果を披露しました。真乃流からは下記のような演目で参加、それぞれに大きな拍手で迎えられました。

 この日の終演は午後4時45分くらい。真乃流は出演者を中心に近くで「打ち上げ」を行ない、歓談のひとときを設けましたが、午後7時過ぎには中央線を始めJRなどの交通機関が運休するとの情報が入ったため、あまりのんびりすることが出来なかったのが心残りでした。北陸支部の金沢から「黒田節」出演者の真乃吏菖や応援の門下3人が前夜に上京していましたが、4人のうち3人は浅草のホテルで台風をやり過ごしました。出演門下の中に静岡市清水から上京した真乃繪吏名は新幹線で帰宅できず東京泊まりと、それぞれにあわただしい夜になりました。

 
 真乃流では10月8日(月・祝日)にも地元の国分寺民舞連盟の秋季大会が西国分寺駅前のいずみホールで行われますが、真乃繪吏家元は4日に浅草公会堂で行われる東京新聞主催の「名流祭」(10月21日本番の)舞台リハーサルに出演と、ハードなスケジュールが続きます。


  9月29日夜の空模様。月に暈がかかっていました。



      第28回「百華競演 舞踊の会」から真乃流の舞台をご紹介します
 幕開きに披露したご祝儀舞「黒田節」。左から真乃吏倫・吏茜・繪吏名・吏聡・吏菖
s-「黒田節」吏倫・吏茜・繪吏名・吏聡・吏菖

  「一剣」を踊った真乃吏容(左)・吏勢旬
s-「一剣」吏容・吏勢旬

  「友禅流し」を披露した真乃吏勢櫻
s-「友禅流し」吏勢櫻

 「笛の舞」を踊る真乃吏翠
s-「笛の舞」吏翠



  第4部のトップを切った舞踊メドレー「しずくの戯れ」(真乃繪吏構成・振付)  
 まず「九頭竜川」。左から真乃吏空・吏聡・吏茜・吏恵。
一滴の水がやがて大河に
s-「九頭竜川」吏空・吏聡・吏茜・吏恵

 真乃流ならではの楽しい「一茶でがんばれ」。左から真乃吏勢櫻・吏勢旬・繪吏名・吏容・吏邦
s-「一茶でがんばれ」吏勢櫻・吏勢旬・繪吏名・吏容・吏邦

  ゆったりと味のある「春夏秋冬ふられ節」。左から真乃吏聡・吏空・吏恵・吏茜
s-「春夏秋冬ふられ節」吏聡・吏空・吏恵・吏茜

 ラストを飾った真乃繪吏家元による「人魚のように」。セリ上がった姿に客席からどよめきが。家元苦心の衣裳・かつら
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s-◎★「人魚のように」


  第5部で「お梶恋しや」を踊る真乃吏邦
s-「お梶恋しや」吏邦



 真乃流フィナーレの家元舞
  第6部:家元競演に艶やかな「どどいつ」を披露した真乃繪吏家元
s-◎★「どどいつ」2
s-◎★「どどいつ」縦

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Author:manoryu
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