真乃流特報

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2019年 年頭のご挨拶

  平成31年 本年も宜しくお願いします!
    皆様にとって佳き年に

 平成最後の新年は皆様にはいかがでしたでしょうか?
お正月から今年は晴天が続き、逆に雨量の少なさで乾燥日がインフルエンザの大流行をもたらしたとか。好天続きは結構なのですが、随分多くの小・中学校で学級閉鎖や休校が相次いでいるようです。

 2019年の新年初ブログは「真乃流 初舞の集い」ご報告から。1月12日(土)に東京都台東区浅草、新舞踊の殿堂・浅草公会堂前の真乃流浅草稽古所【喜多八ビル3階】で初舞を行ないました。ことしはホテルや料亭の会場ではなく、ほんの内内のお客様をお招きして、お弟子さんたちが気楽にリラックスして楽しい初舞の集いに、という真乃繪吏家元の意向で稽古場での初舞でした。創作新舞踊協会の公演(浅草公会堂)が例年の秋から春の5月26日(日)に移動したこともあり、この公演に即応した初舞にいたしました。

 後援会長を務めていただいている高田勲様のお祝辞に続いて真乃家元が「お稽古を始めたばかりで、お弟子さんたちの踊りはまだまだ未完成の状態ですが、今日の踊りがお客様方に5月の創作新舞踊協会公演でどれだけ上達したかを比較して見ていただきますように。お弟子さんたちも今日がスタートだと思ってお互いに見ることで切磋琢磨して5月の公演に向けて一層の精進をお願いします」と挨拶。早速、家元が加わった真乃吏邦・吏勢旬・吏勢櫻・吏容の5人群舞「道中伊勢参り」で踊り初めが始まりました。続いて北陸・金沢教室の金沢おどり座の真乃吏菖・吉田好美・西野栄子が「黒田節」、真乃吏翠「雪舞」、真乃吏聡・吏茜による「男の火祭り」、真乃吏邦・吏容の「友禅模様」、真乃吏恵・吏空が「金沢の雨」、真乃吏聡・吏晴の「歌麿」と次々に踊りを披露、止めは真乃繪吏家元が大和楽による「梅~粋」で軽やかに舞い納め。緊張の中にも初春らしい和やかな雰囲気で初舞が終わりました。

 第2部の懇親会は会場を雷門斜め前の浅草ゲートホテルに場を改めて、ゲストのお客様からそれぞれご挨拶や激励の言葉。家元は例によってマイク片手に宴席を回ってお弟子さんそれぞれの精進ぶりや愉快なエピソードを披露、お弟子さんたちは新年の抱負や決意、踊りへの取り組みなどをスピーチ。笑いあり、拍手ありの賑やかで楽しいひと時を過ごしていました。
その一端を写真グラフでご覧ください。

             <初舞の集い>
s-IMG_3289高田後援会長挨拶
       高田勲会長のお祝辞でスタート(右端が真乃繪吏家元)

s-IMG_3293◎「道中伊勢参り」
       序開きの「道中伊勢参り」(左から)真乃繪吏家元・真乃吏容・吏勢旬・吏邦・吏勢櫻

s-IMG_3304◎「黒田節」
 「黒田節」(左から)吉田好美・真乃吏菖・西野栄子=金沢おどり座

s-IMG_3308◎「雪舞」
    「雪舞」真乃吏翠

s-IMG_3314◎「男の火祭り」
  「男の火祭り」(左から)真乃吏茜・吏聡

s-IMG_3317◎「友禅模様」
 「友禅模様」(左から)真乃吏邦・吏容

s-IMG_3333◎「金沢の雨」
 「金沢の雨」(左から)真乃吏空・吏恵

s-IMG_3339◎「歌麿」
  「歌麿」(左から)真乃吏晴・吏聡

s-IMG_3340◎大和楽「梅~粋」
s-IMG_3349◎大和楽「梅~粋」
  真乃繪吏家元の大和楽「梅~粋」

s-IMG_3354稽古場から見える浅草公会堂
  浅草稽古所の窓から眼下に見える「新春浅草歌舞伎」開催中の浅草公会堂


     <初舞の集い懇親会>於・浅草ゲートホテル
s-IMG_3374◎「親睦会」
   初舞を終えてリラックスしたお弟子さんたちが和気藹々と

s-IMG_3358◎「まどかエア東京スカイツリー」
  ホテルの窓から見える東京スカイツリー

s-IMG_3387◎「宴席を回る家元」
  恒例?によってマイク片手に宴席を回る真乃繪吏家元

s-IMG_3398◎「50年のお付き合い~花柳流の本姉妹弟子(左2人)と家元」
  もう50年のお付き合い、花柳流時代の姉妹弟子とリラックスする家元

平成最後の師走

 大晦日、新年まで4時間に
   平成30年を振り返って

 ご無沙汰いたしております。
平成30年、2018年も残すところ、あと4時間になってしましました。
12月後半に入って、急に厳寒が訪れましたが、皆様ご健勝でいらっしゃいましょうか?
テレビ番組はいずれも「平成最後の」というタイトルを附けた特別番組で賑わっています。

 平成30年、ことしも様々なことが去来、いささか感慨にふけっています。
私事ですが、夏には嬉しい事に後援会の有志が大判48ページの「真乃繪吏舞台写真集<花影>」を立ち上げてくださいました。
同時に昨年7月末の「真乃流創流40年記念アルバム」も作っていただき、
私はもとよりお弟子さんたちにとっても大変な良い記念になりました。

 いずれもプライベートな写真集ですが、歌舞伎の名優や古典舞踊の御家元たちの舞台写真集は少なくありませんが、
新舞踊・創作新日本舞踊の世界では、こうした舞台写真集は拝見したことがなく、私にとってうれし宝物になりました。
本当に有難さをつくづく感じております。

 これも私事でございますが、平成8年(1996年)から23回連続で出演してきた東京新聞「名流祭」にちなんで東京新聞の紙面にインタビュー記事で大きく取り上げていただいたことも、ことしの嬉しい出来事の一つでした。
「名流祭」初参加の前年春にフランス・カンヌで開かれたジャパン・フェスティバルに選ばれクロード・ドビュシ-劇場で門下とともに踊りを披露させていただいたのですが、そのころ70人を超す御家元たちが競い合っていた「名流祭」で踊らせていただいたことが私の踊りに大変な刺激になったのです。ずいぶん勉強にもなりました。

 さて来年は、私が常任顧問として所属している創作新舞踊協会の公演が、秋の9月から春の5月に開催日がかわることになりました。こちらの準備もすでにスタートしています。いつもの秋から春への前倒しとなると、なかなか大変なのです。年末年始のひとときだけが、私の憩いのひと時になりますが、それでもあれやこれやと振り付けや構成の構想を練り上げなければ間に合いません。

 来年は天皇陛下の御退位によって、5月1日から新しい年号がスタートします。両陛下の軽井沢のテニスコートの恋が思い出されます。新天皇の御代、そして翌年には東京オリンピックが開催されますので、プレイベントの花盛りになるのでしょうか。
 皆様方にとり、2019年が佳き年になりますように願いながら、1年のブログを閉じさせていただきます。
皆さん、どうもありがとうございました。来年もどうぞ宜しくお願いいたします。
                         創作新日本舞踊 真乃流宗家家元真乃 繪吏

三田佳子さんの名演技

  三田佳子さんの名演に感動の涙!
    三越劇場で朗読劇「九十歳。何がめでたい」観劇 
  北陸支部の舞い納め

 久しぶりのブログになりました。いよいよ本格的な厳冬に入りそうですね。
12月の6・7日、石川県金沢市の北陸支部でお稽古の舞い納め。この日は東京同様に暖かい天候でしたが、金沢も急速に厳冬に入ったそうです。舞い納めの後、真乃繪吏家元は支部のお弟子さんたちと楽しい会食、東京ではとても味わえない本場の甲箱カニをおいしくいただいてきたとのことです。

 日時がさかのぼりますが、家元は12月1日(土)に日本橋の三越劇場で三田佳子さんの朗読劇「九十歳。何がめでたい」を拝見してきました。120万部突破という大人気エッセー、佐藤愛子さんの原作から、やはり九十歳を超えて益々お元気な石井ふく子先生の演出による朗読劇で、三田さんを中心に井上順、石野真子、高田翔(ジャニーズJ r.)さんらが出演されていました。

 この日は浅草公会堂で古いお付き合いの大河寛十郎宗家が出演されている舞踊の会に短時間でしたがお邪魔して、その後が浅草教室のお稽古、終えると直ちに日本橋劇場の香月流の舞踊公演のお祝いに駆けつけ、ようやく三越劇場の開演時間に間に合うというハードなスケジュールでした。
 
 三田さんの公演は「朗読劇」となっていますが、手元の台本を読む普通の朗読劇とは一味も二味も違った、全く新しいスタイルの演劇でした。構成、演出の素晴らしさ、尺八の貴公子・藤原道山さんの音色がうまくマッチしていて、井上さんら共演者も良かったのですが、何よりも三田さんの演技が素晴らしく、家元は何度も涙をぬぐうほど感動していました。東京公演はわずか2日間で、そのあと地方ツアーが組まれていたようですが、もし再演されるようだったら、またぜひ見たいと家元が話していました。
 
 終演後、この日が千秋楽とあって楽屋は三田さんを訪ねるお客様、ファンで大混雑していましたが、三田佳子さんには昨年夏の「真乃流40年記念公演」にさいしてロビーにお祝いの胡蝶蘭で花を添えて頂いたこともあり、家元も三田さんの楽屋でお目にかかり、公演大成功のお祝いの言葉、感動をお話したいと楽屋訪問したのです。
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 「最近いろいろとご心労続きだったにもかからわず、女優さんとして素晴らしい舞台をつくられ、あらためて心から尊敬の念が沸いてきました。それにしても、久しぶりにお目にかかった三田さんの若々しさに驚いた。私も三田さんを見習って、いつも若々しい踊りをお見せできるように頑張らなければ…という気持ちになりました」と真乃繪吏家元にも大きな刺激になった様子で、舞台姿のままの三田さんとのツーショットを記念に撮らせていただきました。


東京新聞主催「名流祭」好評で閉幕

 好評を頂いた真乃繪吏家元の「女人高野」
   東京新聞主催の第26回「名流祭」(10月21日:浅草公会堂) 

 浅草の秋の風物詩となっている東京新聞主催「名流祭」が10月21日(日)、東京都台東区の浅草公会堂で開かれほぼ満員の盛況裏に閉幕しました。今回の出演流派は首都圏を中心に名古屋、九州宮崎県などの42流派・会派から46人の宗家、家元、分家、二代目、会主が出演する全国的にも屈指の新舞踊の祭典になりましたが、既報のように真乃繪吏家元は田川寿美のヒット曲「女人高野」を披露、客席に深い感銘と大きな拍手をいただけました。少し前の12日(金)の東京新聞朝刊に「注目の出演者」として真乃家元のインタビュー記事が大きく掲載されて話題になっていたこともあって、家元にはプレッシャーだったようでしたが、真乃流のテーマ「踊る人も見る人も ともに心の躍る踊り」として「無心の清涼さ」で踊りぬきました。
 
 少しPRめくようで恐縮ですが、これまで一度も触れてこなかった真乃繪吏家元の作舞・振付の工夫を今回の「女人高野」でご説明させていただくことにいたしました。
 ”女人高野”とは、奈良県宇陀市にある室生寺をさします。同寺は奈良時代に建立され、石段上に見上げる国宝の五重塔、桜や紅葉の美しさでとりわけ女性たちの人気観光地になっています。ご存じとは思いますが、奈良県にあって弘法大師が設立され、皇室から公卿大名まで信仰の篤かった真言宗総本山の高野山は女人禁制で、一方、古刹の室生寺は女人禁制でなかったこともあって女性の深い信仰を集めて「女人高野」と呼ばれるようになったといいます。「女人高野」は室生寺の他にも幾つかありますが、室生寺が一番有名なようです。

 作家・五木寛之さんは初めて室生寺を訪れて、その歴史に興味を抱き、同寺に参拝する女性たちにイメージをふくらませて作詞されたそうです。五木さんは田川さんに「情念を断ち切って自立を決意しつつ室生寺に向かう女性の気持ちを歌に込めるように」と説明されたとか。2002年のリリース時に田川さんは五木さんの名詞を得て”脱演歌調”の決意で歌い、ヒット曲になりました。

 真乃繪吏家元はこうした作詞家、歌手の歌意にそって「江戸時代に京・島原かそのあたりで権勢を誇った一人の遊女が、無常を感じ意を決して育んだ愛も明日もあきらめて室生寺に向かうが、見上げる石段を前にして、愛し合った男性や自身の過去をふり捨てることに煩悩のような迷いを感じている。そんな仏門を目指す女の情念として、私の心の中にドラマを立ち上げてみよう」と振付に臨んだと話しています。
 
 オーケストラ演奏の前奏曲「通りゃんせ 通りやんせ ここはどこの細道じゃ…」が流れる中で幕が開き、舞台袖の花道から、長い旅路に疲労困憊した旅姿の若い遊女が現れ、周囲の山並みの中にようやく室生寺の石段を望見、疲れた脚をさすりながら笠と杖を持って御寺に吸い寄せられたかのように本舞台へ進んでいく。舞台の景色は杉木立と吊り枝の紅葉に彩られ、灯のともった燈篭4基が御寺への道を示している。遊女は遠い京やそこでの思い出を振り返り、そして男への未練をふり捨てるように思いを決して舞台中央へ歩むが、燈篭の先、室生寺の石段を前にしてやはり煩悩が心にもたげ、さまざまに迷い悩みながらも、気持ちをあらたにして石段を目指していく…。

 何度も繰り返して曲を聞き、このように組み上げたストーリーに沿って振付にかかります。ヒロインの心と一体になり切れば、おのずと振りがまとまってきます。お芝居でも役になり切ればどんな演技もその役らしくなると言われますが、踊りの心も同じであろうと家元は考えているのです。振りの所作も大切ですが、家元が一番心にとどめているのは踊りの間(ま)と、緩急の流れです。

 真乃流は創流時から「踊りの間」を流儀の大きな特色にしようと考えていて、いわば真乃流は「間乃流」でもあるのです。他流の御家元さんたちから「真乃繪吏さんのあの独特の間は真似ができない。真乃さんならではですね」とよく言われます。静と動、その流れの切り替えを大切に考えて振り付けますが、ある時は地唄舞の静、また若い頃に学んだジャズダンスやタップダンスのアップテンポの動なのでしょうか。むろん振り付けの基礎は18歳で名取師範を許された古典舞踊の技法が中心になっています。

 今回の「女人高野」の振り付けの中に、お客様は全く気が付かれなかったと思いますが、心の迷い、葛藤の表現の中に、仏に救済を求めるという気持ちで「千手観音のポーズ」をさりげなく振り付けしてあります。
 またご覧いただいたお客様の中にあるいは気づかれた方もいらっしゃったかと思いますが、花道からの出に持って出た杖は旅に使われる定番の踊り杖ではなく、路傍に落ちていた枯れ竹に、高位の遊女の優雅さと季節感を添えようと、小さな紅い紅葉をあしらってみた手作りの杖だったのです。古典舞踊の「吉野山」など道行に使われる舞踊杖では華やかすぎる気がして、このヒロインが持つにはそぐわないとホームセンターで資材を買って新規に作ったものです。

 明治座舞台の大道具さんが素晴らしいセットを組んでいただき、照明、音響さんから衣裳・かつら・化粧のスタッフの篤いサポートで無事に踊り終えました。そうした踊りの一端をファンが撮っていただいた写真でご紹介させていただきます。  



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      終演後、お客様に囲まれる真乃繪吏家元です。舞台の緊張がほぐれていました。
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国分寺市民文化祭・秋季民舞大会開く

国分寺民舞連盟「秋季民舞大会」開かれる
  10月8日、真乃繪吏家元ら5曲を披露
 
 真乃流の地元、第55回「国分寺市民文化祭」の一環として10月8日(月・祝日)にいずみホールで「秋季民舞大会」が開催され、真乃繪吏家元ほか真乃流は5曲で参加、「さすが真乃流さん!」と大きな反響を呼びました。同大会には「歌舞伎ばやし」(真乃吏聡・吏茜・船橋優貴)、「黒田節」(真乃繪吏名・吏聡・吏茜・吏倫・吏菖)、「一茶でがんばれ」(真乃繪吏名・吏邦・吏勢旬・吏勢櫻・吏容)、「春夏秋冬ふられ節」(真乃吏聡・吏茜・吏恵・家元真乃繪吏)の群舞4曲と、「男人情花」(家元真乃繪吏)の合わせて5曲をそれぞれ素踊りで披露しました。
 家元の同大会出演は久しぶりですが「春夏秋冬ふられ節」は出演予定の門下急病のため助っ人出演、新しく振り付けした北島三郎「男人情花」の2曲を踊るという珍しい2曲出演になりました。
 下記に同民舞大会での真乃流の活躍ぶりをご紹介いたしました。

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  「歌舞伎ばやし」を踊る真乃吏茜・船橋優貴・真乃吏聡(左から)

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  「黒田節」を披露する(左から)真乃吏倫・吏茜・繪吏名・吏聡・吏菖

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  「一茶でがんばれ」の(右から)真乃繪吏名・吏勢櫻・吏容・吏勢旬・吏邦

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  真乃繪吏家元(左端)が助っ人で踊った「春夏秋冬ふられ節」。右へ真乃吏恵・吏茜・吏聡

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  新しく振り付けした「男人情花」を華麗に粋に踊る真乃繪吏家元

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  「お疲れさま、乾杯!」といつもの楽しい打ち上げ風景(右端が真乃繪吏家元)

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Author:manoryu
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