真乃流特報

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悲しい東日本大震災

 東日本大震災被災者の皆さまに衷心からのお見舞いと哀悼を! 
 
 3月11日午後2時46分! M9!震度7! 想像を絶する大津波! 日本人はこの日を一生忘れないでしょう。東京・国分寺市の真乃流本部も「震度5強」に激しく揺れました。いまも筆舌に尽くせない惨状の続く被災者の皆様にお見舞い申し上げますとともに3万人近い死者・行方不明の方々に心からの哀悼を捧げたいと存じます。ささやかな貧者の一灯ではございますが、災害義捐金を寄託させていただきました。
 大震災から早くも17日が過ぎ去りました。寒さに震え、ひもじい思いをされていらっしゃる被災者の皆様のことを考えると私ども真乃流もお稽古の再開に悩みぬきました。国立劇場や公立劇場が3月中の主催公演を中止されましたが、国立劇場の貸し小屋公演や民間の劇場では公演を継続しています。私もシェークスピアの「ハムレット」の名台詞「to be or not to be」ではありませんが、「いかに為すべきか」と苦渋の選択に悩んだ末に稽古を再開することにいたしました。
 もともと芸能には「神への祈り」「喜怒哀楽を表現することでの救済」が根源にあります。いまから70年前、無謀な太平洋戦争が始まり、昭和19年、20年ごろになると米軍機B29による連日の空襲が東京をはじめ大阪、名古屋などへ行われていたのですが、焼失を免れた劇場では公演が続けられていました。役者も観客も空襲警報が鳴り響くと防空壕へ避難するという、演じる側、見る側ともに文字通り「命懸け」だったと聞いています。そのことに思いを巡らせると私はつくづくと「芸能の本来の姿は生きる糧」だったのだろうという強い思いに打たれます。
 真乃流では3月19日(土)から稽古を再開いたしました。浅草の稽古所は幸いにも計画停電の範囲に入っていませんが、本部のある国分寺市は停電時間帯を縫ってのお稽古となりなかなか大変です。西国分寺の教室は公立施設借用のため当分閉鎖されることになり、本部を代替稽古場として再開しています。
 東京地方も水道の放射能汚染や周辺地域の農産物汚染で緊急事態が続いています。スーパーにお米がなく金沢のお弟子さんにお願いしてお米を送っていただいたり思いもかけない生活苦?(それでも被災地の皆様に比べると天国だろうと思います)に悩まされています。東京のお弟子さんたちもそれぞれに苦労されているのですが、お稽古再開を喜んでいただけたことで安堵しました。私どもがやっていることはほんの芸能の末端、身近な新舞踊なのですが、連日の大震災報道や食生活への暗い日々が続く中でお弟子さんたちにとっては「ささやかながら生きる糧」になっている様子が感じられます。
 大震災被災者の皆様方、どうか近い将来への希を信じて苦難に耐え、惨状にたくましく立ち向かってくださることを心からお祈り申し上げます。          真乃流家元  真乃 繪吏

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Author:manoryu
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