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北陸名流祭

金沢で北陸名流祭開催

 北陸新幹線金沢開業記念の全国選抜新舞踊「北陸名流祭」(北陸中日新聞、石川テレビ、日刊県民福井共催)が4月19日(日)に金沢市石引の本多の森ホール(写真下)で華やかに開幕しました。
 「北陸名流祭」が開かれたのは平成12年11月、17年11月に続いて今回が3回目になりますが、真乃流は第1回公演から参加してきました。北陸名流祭は東京浅草で開かれている東京新聞「名流祭」(中日新聞東京本社主催)の妹分のような関係にあり、東京新聞名流祭に毎年出演している真乃繪吏家元が出演要請を受けて参加。その第1回公演の家元の踊りを見た金沢の有志が「ぜひ真乃流を習いたい」と門下に加わり、以来、真乃流北陸支部が創設され、家元はこの15年間、毎月、金沢を訪れ家元教室を開いてきました。北陸名流祭とはそうしたご縁で結ばれているのです。
 本多の森ホールは第2回まで「石川県厚生年金ホール」でしたが、その名称が変更された客席1700余の大ホールです。出演の流派・会派は北陸3県のほか、首都圏から真乃流をはじめ新玉流、佳久芳流、香嶋流、咲貴流、春ノ桜流、春謡流、巴流、檜流、藤其流、瑞穂流、雪乃音流の各家元・二代目、中部地区から芝流、芳流、西川流喜乃会、南條流、常磐流、広島の光山流などの家元たちが顔を揃えました。北陸新幹線の金沢開業(3月15日)で観光客が大幅に増え、「北陸名流祭」の開かれた19日は医師の大きな学会も開かれていたため出演者のホテル確保が大変だったそうです。
 開場前の午前9時過ぎには300人を超す観客が行列をつくり、10時の開場時には大きな客席の8割近くが埋まる盛況ぶり。真乃流は「雪深深」を家元と東京本部門下の真乃吏沙・真乃吏聡・真乃吏邦・真乃繪吏名・市川満美・増井容子で、「夢やぶれて」を家元の独舞で披露しました。「雪深深」は幕が開くとドライアイスがゆっくりと流れる中、家元が空中ブランコに乗って登場(写真上)する大胆な演出で客席を驚かせ、キリリと決まった群舞に大きな拍手を浴びました。家元がトリで踊った「夢やぶれて」(写真中)は世界で大ヒット中(今月から東京・帝国劇場でも開幕)のミュージカル「レ・ミゼラブル」に歌われている名曲です。新舞踊で踊られる曲は演歌や民謡系が多いのですが、「創作新日本舞踊」を謳う真乃流・真乃繪吏家元ならではの選曲ですが、ロンドン・ミュージカルの名曲と日本女性の哀感がごく自然なハーモニーを奏で、こちらも芸どころ古都金沢の観客に新鮮な感動で受け止めてもらえました。翌日の新聞には真乃繪吏家元の「夢やぶれて」が大きな写真とともに紹介されていました。
 「北陸名流祭」の写真ルポはあらためてご紹介いたしますが、真乃流は9月13日(日)に石川県立邦楽ホールで開かれる各流舞踊「夢舞台」金沢公演に出演します。こんどは家元と地元金沢の北陸支部のメンバーが踊ります。




雪深深A
夢やぶれてA
本多の森ホールA

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