平成27年師走回顧
慌ただしかった平成27年
いつしか大晦日を迎えました!
歳月の経つのは本当に早いものです。「1年は早く、1日は遅く過ぎていく」といいますが、平成27年、2015年は真乃流にとって慌ただしい歳月でした。とりわけ、後半は創作新舞踊協会「百華競演 舞踊の会」(9月12日・浅草公会堂)、各流舞踊「夢舞台」金沢公演(9月13日・石川県立邦楽ホール)に続いて、国分寺民舞連盟秋季公演(10月11日・国分寺市立いずみホール)、家元がゲスト出演した和流記念公演(10月12日・明治安田生命ホール)、東京新聞名流祭(10月18日・浅草公会堂)と続きました。
春も4月に国分寺民舞連盟春季公演(4月5日・国分寺市立本多公民館ホール)、北陸新幹線金沢開通を記念した10年ぶり開催の北陸中日新聞・石川テレビ放送主催の全国選抜新舞踊「北陸名流祭」(4月19日・金沢市本多の森ホール)もありました。
例年と大きく異なったのは「北陸名流祭」が新しく加わったことでした。真乃流では15年前の第1回「北陸名流祭」に真乃繪吏家元が出演したことがきっかけになって金沢に北陸支部が誕生。10年前と今年の「北陸名流祭」は北陸支部の門下、東京からの応援出演も含めて真乃流のビッグイベントとなったことです。また秋の東京新聞「名流祭」は従来は家元一人が出演していましたが、今回は家元独舞の「夢やぶれて~レ・ミゼラブルより」のほか、家元と門下による「雪深深」の2曲で出演したことで、金沢、東京のお弟子さんたちもそれぞれ大変でした。「こんなことが出来たのはやはりお弟子さんたちの協力あってこそ」と真乃繪吏家元も感謝していました。
秋の東京新聞名流祭を除いて、各公演の模様をご紹介してきましたが、遅ればせながら(撮影会社の舞台写真の届くのが遅れたため)東京新聞名流祭のご報告を簡単にさせていただきます。前述のように参加曲の「夢やぶれて」「雪深深」は春の北陸名流祭バージョンをさらに練り上げて披露しました。「夢やぶれて」は20年前から日本でも上演され続けてきたミュージカル「レ・ミゼラブル」の劇中で感動的に歌われる名曲ですが、金沢同様、新舞踊公演にこういう曲を取り上げたことに「さすがに真乃流家元ならでは」と注目が集まりました。また「雪深深」は幕開きに家元扮する雪の精が空中ブランコで登場。歌舞伎では「宙乗り」は伝統的な手法として毎年何回も登場しており、シェークスピア劇、さらに昨今はジャニーズ系の舞台、エンターテインメントショーではサーカス顔負けのフライイングが当たり前のように行われていますが、これまで新舞踊にこうしたテクニックが取り入れられることはありませんでした。演劇の観点から見れば空中ブランコは奇抜でも冒険でもない、ほんの僅かの演出的工夫ですが、観客の皆さんに驚きを持って迎えられたようでした。
浅草公会堂での東京新聞名流祭、創作新舞踊協会公演から一部を写真でご紹介しました。
まもなく新年を迎えようとしています。2016年、平成28年丙申の年が皆様、そして真乃流舞踊にとって良き年になりますように!

真乃流の「雪深深」が写真で掲載された10月19日付け東京新聞朝刊記事





真乃繪吏家元の「夢やぶれて~レ・ミゼラブルより」の舞台(東京新聞名流祭・浅草公会堂)



真乃繪吏家元と門下による「雪深深」舞台(東京新聞名流祭・浅草公会堂)


家元の「酔って候」舞台姿=創作新舞踊協会「百華競演 舞踊の会」(浅草公会堂)


上は「大江戸祭ばやし」の真乃繪吏家元(右)・師範会総代・真乃吏沙=創作新舞踊協会公演
下は「大江戸祭ばやし」舞台(左から家元、真乃吏沙、真乃吏倫、真乃吏聡)=いずれも浅草公会堂
いつしか大晦日を迎えました!
歳月の経つのは本当に早いものです。「1年は早く、1日は遅く過ぎていく」といいますが、平成27年、2015年は真乃流にとって慌ただしい歳月でした。とりわけ、後半は創作新舞踊協会「百華競演 舞踊の会」(9月12日・浅草公会堂)、各流舞踊「夢舞台」金沢公演(9月13日・石川県立邦楽ホール)に続いて、国分寺民舞連盟秋季公演(10月11日・国分寺市立いずみホール)、家元がゲスト出演した和流記念公演(10月12日・明治安田生命ホール)、東京新聞名流祭(10月18日・浅草公会堂)と続きました。
春も4月に国分寺民舞連盟春季公演(4月5日・国分寺市立本多公民館ホール)、北陸新幹線金沢開通を記念した10年ぶり開催の北陸中日新聞・石川テレビ放送主催の全国選抜新舞踊「北陸名流祭」(4月19日・金沢市本多の森ホール)もありました。
例年と大きく異なったのは「北陸名流祭」が新しく加わったことでした。真乃流では15年前の第1回「北陸名流祭」に真乃繪吏家元が出演したことがきっかけになって金沢に北陸支部が誕生。10年前と今年の「北陸名流祭」は北陸支部の門下、東京からの応援出演も含めて真乃流のビッグイベントとなったことです。また秋の東京新聞「名流祭」は従来は家元一人が出演していましたが、今回は家元独舞の「夢やぶれて~レ・ミゼラブルより」のほか、家元と門下による「雪深深」の2曲で出演したことで、金沢、東京のお弟子さんたちもそれぞれ大変でした。「こんなことが出来たのはやはりお弟子さんたちの協力あってこそ」と真乃繪吏家元も感謝していました。
秋の東京新聞名流祭を除いて、各公演の模様をご紹介してきましたが、遅ればせながら(撮影会社の舞台写真の届くのが遅れたため)東京新聞名流祭のご報告を簡単にさせていただきます。前述のように参加曲の「夢やぶれて」「雪深深」は春の北陸名流祭バージョンをさらに練り上げて披露しました。「夢やぶれて」は20年前から日本でも上演され続けてきたミュージカル「レ・ミゼラブル」の劇中で感動的に歌われる名曲ですが、金沢同様、新舞踊公演にこういう曲を取り上げたことに「さすがに真乃流家元ならでは」と注目が集まりました。また「雪深深」は幕開きに家元扮する雪の精が空中ブランコで登場。歌舞伎では「宙乗り」は伝統的な手法として毎年何回も登場しており、シェークスピア劇、さらに昨今はジャニーズ系の舞台、エンターテインメントショーではサーカス顔負けのフライイングが当たり前のように行われていますが、これまで新舞踊にこうしたテクニックが取り入れられることはありませんでした。演劇の観点から見れば空中ブランコは奇抜でも冒険でもない、ほんの僅かの演出的工夫ですが、観客の皆さんに驚きを持って迎えられたようでした。
浅草公会堂での東京新聞名流祭、創作新舞踊協会公演から一部を写真でご紹介しました。
まもなく新年を迎えようとしています。2016年、平成28年丙申の年が皆様、そして真乃流舞踊にとって良き年になりますように!

真乃流の「雪深深」が写真で掲載された10月19日付け東京新聞朝刊記事





真乃繪吏家元の「夢やぶれて~レ・ミゼラブルより」の舞台(東京新聞名流祭・浅草公会堂)



真乃繪吏家元と門下による「雪深深」舞台(東京新聞名流祭・浅草公会堂)


家元の「酔って候」舞台姿=創作新舞踊協会「百華競演 舞踊の会」(浅草公会堂)


上は「大江戸祭ばやし」の真乃繪吏家元(右)・師範会総代・真乃吏沙=創作新舞踊協会公演
下は「大江戸祭ばやし」舞台(左から家元、真乃吏沙、真乃吏倫、真乃吏聡)=いずれも浅草公会堂