真乃流特報

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台風一過で名流祭

文字色   台風一過、晴天の名流祭 
       真乃繪吏家元の踊りに拍手と喝采

 10月13日(日)浅草公会堂で秋恒例の東京新聞主催「第27回 名流祭」が行われました。一時は開催が危ぶまれましたが、開演時間を1時間30分遅らせて正午開演として無事に幕が開きました。

 交通アクセスを心配して真乃繪吏家元以下出演する6人のお弟子さんたちもほとんどが前々日から浅草のホテルに連泊するという騒ぎになりました。当日は全員が朝9時に楽屋入り、無事に踊りを披露することが出来ました。全47番のうち1流派の参加が出来なかったことや、会場入りが遅れる流派もあって出演順に少し変化が起きました。それでも九州・宮崎県の芽桜流がようやく終演間際に駆け込み、出演を果たすことが出来るなどスタッフは命が縮む思いがしたようです。残念ながらやはりお客様の入りは例年より大幅に少なかった。とはいえ無事に幕の開いたことは何よりでした。

 台風騒ぎがあったものの、さすがに東京有数の繁華街、浅草の賑わいはふだんとほとんど変わりません。正午前には雷門前や仲見世、浅草六区は外国人観光客を中心に大変な人出になっていました。浅草って外国人の人気ナンバーワンだそうです。日本情緒の残る風情が喜ばれているのです。

 さて真乃流です。開幕からほぼ1時間後、9番目に「じょんから女節」を真乃繪吏家元、真乃吏聡・吏茜・吏邦・吏空・吏勢旬・吏容の7人の出演です。幕が開くと紗幕の向こう側に6人の門下が、花の蕾のように円形にまとまった姿からクルクル舞いながら一列に位置する中、真乃家元がセリから登場、紗幕が上がると同時にそれぞれ扇をバチに模した三味線合奏の踊りでスタート。家元のソロ、2人がらみ、3人がらみ、そして最後は全員が渾身の力を振り絞って三味線合奏の踊りの中で静かに緞帳がおりました。
 真乃繪吏家元のソロは台風の影響で多少の変動はありましたが、予定より1番早い23番目、午後2時30分過ぎに「もういいの~残花・水に流して」を舞い始めました。哀しい別れと執着、悩み、もだえ苦しみの中から、晴明な心で新しい人生を再出発させる女心を表現して、客席から大きな拍手、喝采を浴びていました。

 その夜、真乃流恒例の出演者打ち上げがお手伝いのお弟子さん、ゲストも加わって浅草雷門向かいのゲートホテル13階のレストランで開かれ、無事に開催された喜び、台風の苦難、踊りの反省などを語り合ったのでした。当日の模様の一端を写真でご覧ください。

 いまも台風19号の被災地で辛酸をなめていらっしゃる皆様に心からのエールを送らせていただきます。言葉には言い尽くせませんが、一日も早い復興を衷心からお祈り申し上げます。

<浅草雷門は台風一過、観光客で大にぎわい>
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<仲見世も観光客でいっぱい>s-★DSCN4862


<六区も人の波が>
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<じょんから女節>A「紗幕の向こうに門下が」
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<じょんから女節>Bs-★IMG_4289

<じょんから女節>C
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<じょんから女節>D「真乃繪吏家元」s-★IMG_4307

<じょんから女節>E「三味線合奏で静かに幕」s-★IMG_4296




<もういいの>As-IMG_4322.jpg

<もういいの>B
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<もういいの>Cs-IMG_4330.jpg

<もういいの>Ds-IMG_4335.jpg

<もういいの>Es-IMG_4336a.jpg

<もういいの>F
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<お疲れ様! 打ち上げのホテルで右奥に立つのは真乃繪吏家元>窓の外にスカイツリーがs-★IMG_4350

<ホテルからの夜景、中央上にライトアップした浅草寺>
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Author:manoryu
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