真乃流特報

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創作新舞踊協会

    三度延期!創作新舞踊協会公演


 真乃流の真乃繪吏家元が常任顧問(前副理事長)をつとめる創作新舞踊協会(旧東芝EMI舞踊協会)が12月6日(日)に浅草公会堂で開催を予定していた第30回「百華競演 舞踊の会」が再び延期になりました。当初は5月24日に予定していたのが、9月19日へ延期、さらに12月6日に延期となり、この12月開催もついに延期(開催時期未定)になってしまいました。やはりコロナ感染への危惧から出演流派、出演曲数が大幅に少なくなり、観客対策等も勘案されての決定です。

 真乃流は真乃繪吏家元の「船で帰るあなた」をはじめ門下による「古城」(真乃吏翠)、「のらにゃん風太郎」(真乃吏邦・吏容)、「春夏秋冬屋形船」(真乃吏茜)、「辰巳そだち」(真乃吏聡)、「庄内平野風の中」(真乃吏邦)、「関東春雨傘」(真乃吏聡・吏茜)の7曲で参加を予定していました。家元は「お弟子さんたちは昨年から、また年初から公演を目指してお稽古を頑張ってきたのですが、二度、三度と延び延びになって皆さんガッカリしています。こういうご時世なのでやむを得ない事ですが、残念な思いが強いですね」と話しています。
 真乃流では創作新舞踊協会の前身、東芝舞踊協会「おどり東芝秋の祭典」に昭和56年(1981年)から38年間、毎年欠かさずに出演してきました。お弟子さんたちにとっても新舞踊の殿堂・浅草公会堂で踊るのを毎年楽しみに早くからお稽古を続けていたのですが、2020年は多くの門下がその機会を得られず、皆さん残念がっています。

 本来なら秋の芸術シーズンは創作新舞踊協会公演(浅草公会堂)、地元での国分寺民舞連盟秋季大会、さらに東京新聞主催の名流祭(浅草公会堂)、三多摩総合舞踊発表会と続くのですが、今年は10月14日の名流祭に真乃繪吏家元の「かもめの街」をはじめ門下合わせて3曲を披露するにとどまりました。
 コロナ第一波、緊急事態宣言が発令された時期には真乃流もお稽古を中断していましたが、宣言解消後、「三密」への対応、稽古所への出入りに手指消毒や人手の触れる場所のアルコール殺菌消毒、稽古場の空気殺菌などの対策を行って稽古を再開、現在もそれは続けられています。お弟子さんたちの踊りへの情熱は少しも衰えず、家元も「本当に踊り好きな人たちが集まっていて心強い思いがしています」と語っていますが、不思議なことに(?)こういうコロナのご時世にもかかわらず、最近、新しく真乃流の門を叩く人たちが相次ぎ、家元が驚きと喜びで仲間として迎え入れています。

 コロナ禍で中断していた演劇や舞踊、音楽ライブ、プロ野球などが9月から再開され、10月には劇場によっては客席の半数閉鎖からフルシートで公演を実施するところも出ています。一方では欧米の感染者激増で2021年夏に延期された東京オリンピック・パラリンピック開催への危惧も世上でささやかれる事態になっています。2020年はオリンピック延期に象徴される世界的なコロナ禍で歳月が流れるように過ぎ去り、真乃流も相次ぐ公演延期(中止)で、お弟子さんたちが日頃の成果を披露できるのは来年1月の「初舞の集い」までなくなりました。

 2020年も余すところ2ケ月!もう年賀状の発売が始まっています。コロナの治療薬、ワクチン開発も急速に進んでいます。感染には十分な注意を払い、皆様が楽しい年末を迎えられるよう心から願っています。


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Author:manoryu
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